要領よく立ち回って逃げ切ろう、は至難の技

体験談

「組織が剥く牙、とは?」の続きです。)

入庁直後の最初の配属先なら、ひとつの係の中でうまいこと逃げ切る。
そのぐらいならまあ、できるでしょう。

けれど次の異動先が今までと全く違う仕事内容なら、逃げる暇も与えられず、洪水のように押し寄せる業務にあっという間に押し流されてしまいます。

新たな異動先で仕事ができる人をすかさず見つけ、その人に取り入る能力に長けている人をたまに見かけましたが、その時は逃げ切れても、その次の異動先で同じような人に巡り会えずにイライラを撒き散らしている始末でした。

その人いわく、「使えねえ奴ばっかし!」だそうです。
あなたが一番「使えない奴」なんですどね。(笑)

結局、若い時に全部人任せにしてしまったために、自分自身で仕事の波をどう乗りこなし、どう乗り越えていくのか、というトレーニングを自分自身に課してこなかったから、自分一人で解決できなくなってしまったのです。

こういう人は、このまま定年まで職場に悪態を突きながら暮らしていたのを覚えています。

そういう生活をしてみたいのなら、どうぞ逃げ切ろうとチャレンジしてみてください。

現役を終えた今になったって、私はやろうとは思いませんけどね。

「知識も経験もない技術職の末路」に続きます。)

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