(「公務員が楽、が、せいぜい最初の10年なのはなぜ?」の続きです。)
公務員はそこそこお金が貰えて福利厚生が充実してるからいいな、って言いますよね。
実はそれこそが、公務員という組織がひたすら隠している「牙」なのです。
お金がそこそこ貰えて福利厚生がしっかりしているから、いい車買っちゃおうかな、彼女と旅行でも行こっかな、結婚しようかな、子供作ろっかな、アパート貸家じゃ狭いからマイホーム建てよっか!なあんてついつい考えちゃう。
お金のかかることをせっせとやったあげく、お金があること、そこそこの車に乗ってそこそこの生活をするのが当たり前、っていう生活に、どっぷりはまってしまう。
人という生き物は、生活レベルを簡単には下げられない、悲しい存在。
あれ、おっかしいな?にっちもさっちも身動きがとれないぞ、生活レベルと家族を維持するためには組織の言う通りに転勤や仕事を引き受けないとダメになっちゃってる、って気付くのは、ちょうど40代になる頃でしょうか。
公務員組織は、この段に至ってようやく、「お前自身とお前の家族を人質に取った。俺達の言うこと聞かないと、お前も、お前の可愛い妻子も今まで通りの生活なんてできないんだぞ」と、ゆっくりと牙を剥き始めるのです。
あとは彼らの言うなり、です。
(「要領よく立ち回って逃げ切ろう、は至難の技」に続きます。)